認知症は生活スタイルで予防できます!

認知症は

生活スタイルで予防できます!

 

本日お伝えしたいことは、認知症というのは、生活スタイルを見直すことで、実に多様な予防法があるということです。

 

ただし、今回の内容は、少々難しい専門用語を使用していますので、若干理解しづらいかもしれません…。

 

結論だけ知っておくだけでも十分ですので、赤字のところだけ押さえて、解説部分はざっと読んでいただければ十分かと思います。

 

もしあなたが、認知症予防について悩んでいらっしゃるのであれば、ぜひ参考にしてみてください。

 

認知症予防は

心掛け次第

 

まず、残念ですが、一生認知症にならないという予防法はありません。

 

ただし、認知症になるのを遅らせるという意味での予防法でしたら、ライフスタイルに注意することで可能です。

 

そういうことも、最近になって段々わかってきたんですよね。

 

実際には、日々の暮らしでどういうことを心掛ければいいかという、そこが予防につながるということがわかってきているわけです。

 

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認知症の発症原因は、

アルツハイマー病と脳血管障害です

 

実は、認知症というのは、病気の名前ではありません。

 

認知症とは、何らかの原因で脳がダメージを受けることで、記憶力や判断力などの認知機能が低下し、それにより、日常生活に支障が出る状態のことをいうからです。

 

認知症の発症の原因となるのは、アルツハイマー病と脳血管障害です。

 

そして、この2つが認知症を引き起こす原因の9割近くを占めるのです。

 

実際、アルツハイマー病がおよそ7割、脳血管障害がおよそ2割なんですよ。

 

というわけで、認知症を予防するには、主にこのアルツハイマー病と脳血管障害の2つの病気を防ぐことがポイントになるわけです。

 

ちなみに、認知症を引き起こす原因となる病気にアルツハイマー病が一番大きいのは事実です。

 

認知症の始まりは…

 

ヒトの脳を顕微鏡で見ると、アミロイドβの塊が茶色いシミのように、脳に貯まっているのがわかるんですよね。

 

これは、健康な人の場合には、全く出ないものです。

 

一方、もう一つ、タウというタンパクが、神経細胞の中に貯まってきます。

 

こちらは、神経細胞の三角形の形をして貯まっていきます。

 

それはもう、たくさんの神経細胞に貯まっていくんです。

 

そうなってしまうと、神経細胞の働きが悪くなりますから、神経細胞が死んでしまうわけです。

 

ちなみに、これはゆっくり時間をかけて徐々に溜まっていくという感じです。

 

実際、アミロイドβの方は、発症する20〜30年前から、少しずつ脳に溜まっていって、その溜まっている範囲が広がっていくというように考えられています。

 

とはいえ、アミロイドβは、溜まるといっても20年前くらいですと、まだ症状は出てこないのです。

 

そして、アミロイドβが溜まってから10年ほど経過すると、今度はタウというタンパク質が溜まり始めていきます。

 

そうなると、いよいよ物忘れが始まるのです。

 

それが、認知症の始まりなんですね。

 

これだけの長い年月をかけてゆっくり溜まっていくのですから、予防という観点から考えても、いかにこの間のライフスタイルが重要かということがわかりますよね。

 

つまり、この時期をいかに過ごすかということなんです。

 

アルツハイマー病の

予防法は?

 

では、具体的に、アルツハイマー病を予防するためには、どうしたらよいのでしょうか?

 

少し難しいと感じるかもしれませんが、できるだけわかりやすく説明しますね。

 

まず初めに、神経細胞の周りにβタンパクがあり、それがたくさん溜まっていきます。

 

時間が経過して老朽化するのと一緒にということです。

 

アミロイドβがたくさん溜まっていくと、今度は、神経細胞の中にタウというタンパクが溜まっていきます。

 

そして、また時間の経過とともに、タウも徐々に増えていくわけですが、そうなると、ついに神経細胞もダウンしてしまうんですね。

 

すると、脳のネットワークが破壊されて、認知機能が低下し、生活に支障が出てくるようになってしまうのです。

 

つまり、アミロイドβとタウのようなものが、たくさん溜まることにより、脳神経がやられてしまうということなんです。

 

アミロイドβとタウのようなゴミは

誰にでも溜まるものなの?

 

例えば、βタンパクという、アミロイドβの元になるタンパク質がありますが、これは、誰の脳でも毎日作られているものなんです。

 

これが固まってくるのが、早い方ですと40代です。

 

とはいえ、溜まり始める年齢というのはまちまちで、50代で溜まる人もいれば、70代で溜まる人もいたりで、かなり個人差があるものなんです。

 

ただ、どうして溜まってくるのかについては、研究によって次第に明らかになりつつあるのも事実です。

 

溜まりやすくなる要因は、5つあるわけですが、そのうちの2つが、アミロイドβを蓄えるのに関わるものなんです。

 

生活習慣病が

アミロイドβを溜めやすくします

 

前述したうちの1つ目は、生活習慣病です。

 

糖尿病や脂質異常症といった生活習慣病中心に、こういった病体があると、アミロイドβが脳に溜まりやすくなるということがわかっています。

 

先ほど説明した通り、アミロイドβは、誰でも作られているものなのですが、健康な状態なら、除去され壊されてしまうものなのです。

 

それが、このような病気があると、壊す能力が低下してしまうんですね。

 

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寝不足も

アミロイドβを溜めやすくします

 

さらに、アミロイドβは、寝不足、睡眠とも深い関係があるのです。

 

というのは、アミロイドβの分解は、夜寝ている間に起こることがわかっているからです。

 

つまり、寝不足だと、アミロイドβが分解されないので、溜まりやすくなるということです。

 

これは、動物実験でもヒトの研究でもわかってきていることなんです。

 

アミロイドβというのは、十分寝ている間に分解され減っていくということがわかっているわけですから、寝不足はよくないということになるわけです。

 

ストレスも

アミロイドβを溜めやすくします

 

ストレスは、アミロイドβとタウの両方を溜まりやすくしてしまいます。

 

ストレスが加わると、副腎皮質からコルチゾールというストレスに反応するホルモンが出てくるからです。

 

これが脳に働くと、タウとアミロイドβが両方とも脳に溜まりやすくなってしまうのです。

 

歯周病は

脳の神経細胞を壊れやすくします

 

先ほどまでは、アミロイドβやタウというゴミを溜まりやすくするお話しでした。

 

が、今度は、脳の神経細胞そのものを壊れやすくしてしまうものについて、お話ししていきます。

 

まずは、歯周病です。

 

実は、歯周病というのは、高齢者の歯が抜ける最大の原因なんです。

 

そして、歯が抜けてよく噛めなくなると、認知症になりやすくなるという研究があります。

 

この研究では、歯が20本以上ある人と比べると、歯を全部失った人は、5倍ほど、認知症になりやすいということを示した結果が出ているんです。

 

数値で見ると、例えば、歯が十分にある人を1とすると、歯が0本の方は5を超えているんですよ。

 

歯というものは、放っておけば失っていくものですが、では、どうしたいいのでしょう?

 

その場合は、入れ歯を入れて、しっかりと噛むことができるようにすればよいわけです。

 

こうするだけでもリスクは軽減させることができるのです。

 

つまり、十分に噛む能力を維持していくということが、とても大切なんですね。

 

これは、噛むことで神経細胞が刺激されて、機能が維持されるからなんです。

 

視力・聴力の低下も

神経細胞を壊れやすくします

 

視力・聴力の低下もまた、神経細胞を壊れやすくするんです。

 

視力が保たれているということで、様々な情報が脳に送られています。

 

また、きちんと聞こえているということで、会話もできますし、交流して様々な情報が脳に入ってきます。

 

なので、高齢になって、例えば、白内障で視力が悪くなってきたら手術をするとか、聴力が弱くなってきたら補聴器をつけることが大切になってくるわけです。

 

やはり何らかの対策をすることが予防に有効だということがわかっていますから。

 

しっかり噛む能力を維持して、視力や聴力も補ったりと、ここが重要なポイントになるわけです。

 

アミロイドβを

溜まりにくくする因子はあるの?

 

そもそもアミロイドβなどが溜まらなければよいわけで、それに役立つものがあれば、それを知っておきたいですよね?

 

実は、アミロイドβを溜まりにくくする因子というのは、3つあります。

 

1つ目は、運動です。

 

運動は、アミロイドβを退治してくれるものといえます。

 

実際、体を動かすと、アミロイドβを分解する力が増えてきて、脳に溜まりにくくなるということがわかっています。

 

この運動の程度ですけれど、こまめに体を動かす程度で十分なんですね。

 

なので、例えば、ほうきで掃除をするとか、雑巾がけをするとか、そんな感じで体を動かすことでも十分なんです。

 

何も、特別なジムに通ってトレーニングをしたりということは必要ありません。

 

日々の暮らしの中で、体をこまめに動かすことが大切なんです。

 

食べ物も

アミロイドβとタウを退治してくれます

 

食べ物は、アミロイドβとタウ、両方を退治してくれます。

 

特に野菜や果物は、認知症の予防に有効であるということがわかっています。

 

そして、野菜や果物の中には、ポリフェノールがたくさん含まれていますが、その中でいくつかのポリフェノールがアミロイドβやタウを溜まりにくくするという作用があることがわかっています。

 

よく知られたものに、赤ワインに含まれている成分とか、なすのテルピリジンというポリフェノールがあります。

 

色の色素のところにあるのだと思われますが、いくつかのポリフェノールはとても有効だということがわかってきています。

 

また、魚、特に青魚は、DHAのような不飽和脂肪酸をたくさん含んでいますよね。

 

それがアミロイドβを溜まりにくくするという作用をし、神経細胞を保護するような作用があるということがわかっています。

 

これらは、日頃から積極的に食べましょうと言われているものばかりですから、少し気を付ければ実行するのは難しくないですよね。

 

社会的接触コミュニケーションも

神経細胞を強化します

 

社会的接触コミュニケーションも、神経細胞を強化してくれるものとして挙げられます。

 

社会的というのは、家の中に閉じこもっていないで、外に出て、色々な人とお付き合いをしましょうということですね。

 

また、家の中でもたくさんコミュニケーションをとって、楽しく会話をするということが脳には良い刺激になります。

 

つまり、こうした社会的なお付き合いとか接触が多いことが脳への刺激になるということなんですね。

 

というわけで、本日は、認知症というのは、生活スタイルを見直すことで、実に多様な予防法があるというお話しでした。

 

これらが、あなたの認知症予防のお悩みの参考になればうれしいです。

 

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