福祉用具による在宅生活支援のポイントは?

福祉用具による生活支援の目的は

どのようなものですか?

 

福祉用具による生活支援は、
在宅生活を支援する手段のひとつなので、

 

その目的は、
単なるサービスメニューの紹介や導入ではなく、
問題の解決であり、満足度の高い生活を実現することです。

支援する側(事業者)は

どんなことに留意しているのですか?

 

次のような事項に留意して支援をしていると考えられます。

■どんなによいサービスが提供され、客観的には満足できる状態であってもご本人の心が安定していなければ在宅生活は長続きはしません。支援するスタッフは心の問題を受けとめながら生活の安定を支援する必要があります。

 

■本人や家族の生活を大切にしながら、たとえ心身に障害があっても“その人らしさ”や“満足度の高い生活”をめざすことが重要です。

 

■“満足度の高い生活”を支援するときには、生活をデザインするという視点をもつことが必要です。

 

■“満足度の高い生活”を築く方向に向かっていたり、相談者と緊密な信頼関係が結ばれていれば、支援全体は「成功」の方向に向かうでしょう。

 

■本人だけでなく、介護者を含めた家族全体を視野に入れて相談を受けます。

 

■相談の主訴よりも緊急的に対応しなければならない問題がかくれていることもあるので、相談者が抱える問題の全体を解決する方向に支援をすすめます。

 

■問題の背景になっている原因にご本人や家族が気が付くように支援します。

 

■生活意欲は本人の気持ちの持ちようだけで高まるものではなく、周囲の働きかけによるところが大きいものです。ですから、ご本人やご家族がどのような生活を目指しているのか考えて働きかけるようにします。

 

■そのときどきの心身の状態や支援の結果などによって、目標とする生活は絶えず変化していきます。ですから、この変化の方向性をふまえた長期的な視点が必要になってきます。

 

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介護施設や在宅において

:自立支援編

 

ここで、脳梗塞の方に対しての
理学療法士の自立支援に関する動画を紹介したいと思います。

 

動画の要旨

 

脳梗塞により、左半身に麻痺の残ったこの方の目標は、
以前のように格好良くゴルフをすること。

 

理学療法士の川田さんとの二人三脚の理学療法は、3年に及びます。

 

私は、ゴルフ場に行ってハーフでもいいからやりたい。
それが目標、今はね。それ以外は今のところ考えていないですね。

 

川田さんは生きがいとも言えるこの方の目標を叶えてあげたいと考えていますが、
起伏の多いゴルフ場を歩くには、困難があります。

 

ゴルフ場の上を長い時間歩く自信がない。早く歩く自信がない。
ということをおっしゃっていて、だったら装具というのは、
そういったことを助けてくれますよと。

 

決してそれを付けることが、障害を負っているというその象徴になるのではなくて、
助けてくれる道具だよということを、その時にお伝えできたんですね。

 

それでも、装具を付けることに抵抗を感じていたこの方のために、
川田さんは、ビデオ映像を使って、装具なしの歩行と装着した際の歩行を
それぞれ比較してもらえば、理解の助けになるだろうと考えました。

 

今度は装具を装着。がらっと変わりましたね。報われたなと感じましたね。

 

今まで装具がなくて、あんまりたくさん歩けなかった生活より、
もっともっと健康的になるし、そういった意味でも、
説明したら悪いものじゃないんだなとおっしゃってくださいました。

 

理学療法士は、障害を抱えた方の正しく把握したうえで、
できることを積極的に探していき、自立した生活を送れるよう、
理学療法のプランをいつも考えています。

 

その過程には、装備や車椅子を選ぶことも含まれます。
技師装具や福祉用具の適応技術提供も、自立支援のための一つの手段です。

 

よりよい自立状態を実現するため、
患者さんの希望と現実を擦り合わせることも理学療法士の役割です。

 

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